健やかで生き生きとした高齢者の増加を願って 一般社団法人 日本介護美容セラピスト協会を設立

株式会社ナリス化粧品(本社:大阪市福島区 代表:村岡弘義)は、高齢者の日常生活自立度の向上に貢献するため、4月3日に一般社団法人 日本介護美容セラピスト協会(代表理事:谷 都美子)を設立いたしました。高齢者施設などでメーキャップやマッサージなどの施術を行なう「ビューティタッチセラピスト」の養成事業を6月14日からスタートします。

 

日本は超高齢化社会に突入しており、平成24年の高齢化率は24.1%※1、平成23年度の医療費に占める老人医療費(65歳以上)の割合は55.6%※2でした。

高齢化の進行で医療費の増加が予想されるなか、ナリス化粧品では1996年頃から、身体の機能回復や人と関わることによる意欲向上に効果のある「ビューティタッチセラピー」を推進しています。ビューティタッチセラピーとは、メーキャップやマッサージなどを通して、心と肌と身体の健康を促進する介護美容のこと。免疫力が強化される、言葉数が増えるといった研究結果が発表されています(参考資料参照)。要介護・要支援の高齢者だけではなく、介護予備軍の方々にもビューティタッチセラピーを行なうことで、生き生きとしたアクティブシニアの増加を目指します。

※1:平成25年版 高齢社会白書(内閣府) ※2:平成23年度 国民医療費の概況(厚生労働省)

 

 

ビューティタッチセラピスト養成イメージ

企業の枠を超え、ビューティタッチセラピーを普及促進

 

日本介護美容セラピスト協会では、高齢者が集まる場に出向いてメーキャップやアロマテラピー等を行なう「ビューティタッチセラピスト」の教育事業を6月14日から開始。基本コースでは2ヵ月のカリキュラムを組み、受講者には医療介護の基本知識、メーキャップやマッサージの技術などを学んでいただきます。なお、今秋からは専門コースも開講予定です。

ナリス化粧品としては約20年にわたり介護美容を実施しており、今回、麻生介護サービス(福岡県)などの介護事業者とタイアップ、実践を通じてノウハウを蓄積し、より効果的な養成事業にブラッシュアップして全国に広めていく予定です。

今後は、一企業の枠を超えてビューティタッチセラピーの普及を進めていきます。また、製品や教材・ソフト等の開発事業、セラピストの認定事業も新たに展開していく予定です。

 

 

 

【参考資料】

日本免疫学会総会発表199710左グラフ:「ビューティタッチセラピー」実施前後を比較して、免疫力の指標となるインターフェロンαが約1.6倍に増加。

 

右グラフ:化粧前・化粧後を比較して「言葉数が増えた」が100%増加。

 

(出展:ルイ・パストゥール医学センター、大寿会病院、ナリス化粧品 発表:日本免疫学会総会 1997年10月)

 

 

 

ビューティタッチセラピーによって気持ちが前向きになると、「自分で化粧したい」という意欲が生まれます。化粧をする動作は手の運動にもなるため、食事ができる・身だしなみを整えるといった日常生活動作(ADL)の向上も期待できます。

 

■心人プロジェクト

ナリス化粧品では、日本介護美容セラピスト協会の設立に先駆けて「心人プロジェクト」という社会貢献活動を行なっています。本プロジェクトは、ハンドマッサージで東日本大震災の被災者のストレスを緩和したいという、ナリス ビューティアドバイザーの想い(心)から始まった被災地支援活動です。ナリス化粧品が1996年から研究してきた「化粧療法」の理論とナリス ビューティアドバイザーが持つ美容技術を使用したハンドマッサージを、福島県や宮城県などの避難所で提供いたしました。2012年5月から2014年5月までの間に、84箇所の避難所で計3,564人の避難者にハンドマッサージを行ないました。次回は6月17日に福島県いわき市で実施する予定です。