「ネムの木」樹皮成分に老化したコラーゲンの修復作用を新たに発見

ネムの木

ネムの木

ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、これまで未開拓分野であった、肌のシワやたるみの原因となるコラーゲン老化の修復作用に着目して研究を行ない、「ネムの木」樹皮の抽出物にその作用があることを発見。そのうちインドール-3-カルボン酸が有効成分であることを突きとめました(4月26日特許取得済み【特許5253862】)。また、コラーゲンの修復に欠かせない分子シャペロンHSP47(*)の機能低下にも効果があることも新たに明らかにしました。本研究成果は9月11日から横浜で開催されている日本生化学会大会において、12日にポスター発表を行ないます。(*)分子シャペロンHSP47・・・コラーゲンに特異性を持つヒートショックプロテインと呼ばれるタンパク質。コラーゲンの正常な生合成に必要不可欠で、品質管理機構の役割を担っている。

 

 

近年、アンチエイジングへの関心の高まりを背景に、コラーゲン関連化粧品やコラーゲン入り飲料・食品が人気を呼んでいますが、コラーゲンを新たに産生させる目的のものがほとんどで、肌が本来持っているコラーゲンを修復するというアプローチはこれまであまり見られませんでした。

 

コラーゲンネットワーク

コラーゲンネットワーク皮膚は外側から、表皮・真皮・皮下(脂肪)組織の3層構造になっており、表皮の土台の役割をしている真皮はその約70%がコラーゲンというタンパク質でできています。厚さ2mmほどの真皮で網目状に張りめぐるコラーゲンが加齢などで不足すると、肌の弾力やハリが失われてしまいます。またコラーゲンは産生と分解を繰り返していますが、その寿命は6ヵ月と比較的長く、その間に紫外線など様々な要因で壊れたり緩んだりすると、そのまま弾力のない状態で停滞します。本研究では、この修復を行なう植物由来成分を探索し、大豆やハナゴケなど10数種類の中から「ネムの木」樹皮成分を見出しました。また、同成分のHSP47への影響も同様に研究を行ないました。

 

 

 

◆人が持つ美しくなろうとする力を自然の力で引き出す

 

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当社は創業者 村岡満義が技術者であったことから、約80年もの間「自分たちがつくる。自分たちが保証できる製品づくり」を基本姿勢に、研究開発から販売までを一貫して行なう総合化粧品メーカーとして歩んでまいりました。特に、人が本来持つ美しくなろうとする力を自然の力(植物由来成分)によって引き出すことを長年研究テーマに取り組んできました。これまでバラやシマホオズキなど70以上のオリジナル成分を開発。「ネムの木」樹皮成分によってコラーゲン修復にアプローチした本研究も、コラーゲン産生を補う既存成分と併せることで、今後の化粧品開発に応用していく予定です。